カキツバタ

カキツバタ

昔、この花の汁で布を染めたことから「書きつけ花」と呼ばれ、それから転じて「カキツバタ」になったといわれる。
茎先に青紫色の花が2、3輪つく。 花の大きさは12センチほどになる。 花被片は6枚である。 内花被片は細くて直立する。 垂れ下がった外花被片の真ん中に白ないし淡い黄色の筋模様が入る。
漢字では「燕子花」とも書く。 環境省のレッドリスト(2007)では、準絶滅危惧(NT)に登録されている。 ハナショウブに似ているが、葉の幅が広く、葉に中央脈がないことなどで見分ける。俳句の季語は夏である。属名のIrisはギリシャ語で虹を意味する。種小名のlaevigataは「無毛で滑らかな」という意味である。

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